どうも。
管理人です。
適材適所とはよく言ったもので
それぞれ能力を発揮する場所ってあるものです。
イチローが卓球選手になったり
水泳選手になったらパフォーマンス発揮できないでしょう。
イチローならやってくれそうな気がしますが
それでも今のイチローの筋力等を考えれば
やはり野球でのパフォーマンスがイチバンだと思います。
それと同じで、空気清浄機を選ぶときにもポイントがあります。
それは
■集じん方式
です。
今回は集じん方式のお話。
空気清浄機はフィルターだけじゃない!電気集塵方式も!
集塵方式とは、読んで字の如く「塵(ちり)やホコリを集める方法】のことです。
これについては「電気集塵式」と「フィルター式」が存在しています。
逆にいえば、この2つ、もしくは2つを組合わせた方式しかないということです。
空気清浄機の集じん方式【電気集塵式】
ほとんどの日本の空気清浄機を製造するメーカーは「フィルター式」を採用しています。
その中でも電気集塵方式はダイキン社が採用しています。
電気集塵は工場などの「排ガス」「粉塵」などが多く排出される大規模な工場などにも採用されることが多いです。
なぜなら工場で働いている人の健康や安全を守らないといけないからです。
つまりそれだけ電気集塵式の性能が高いという照明にも成ります。
特にPM2.5などの浮遊粒子と言われる微細な粒子群は
■重力
■慣性
といったものの影響を受けづらいです。
言い換えますと、重くないのでなかなか床に落ちてこないです。
どのくらい浮遊しているかといえば10時間以上も
空気中を漂って床に落ちてくるものがあるということです。
床に落ちてこないということはそれだけ空気中を漂っていますので
人が吸い込む可能性が高いですね。
赤ちゃんやお年寄りも吸い込んでしまう可能性が高い。
さらにせっかく床に落ちたこれらの浮遊粒子は
人が動いたりしただけでも舞い上がります。
すると舞い上がったまままた床まで落ちてくりまでに10時間以上
お部屋を漂っていることになります。
しかし、これらPM2.5などに代表される浮遊粒子は
■静電気
の影響を受けやすいのです。
逆に言えば「静電気を使って集塵することが可能」という事になります。
電気集塵方式は
本体入り口でほこりにプラスに帯電させる(静電気をおこす)
↓
フィルターをマイナスに帯電させる
↓
プラスとマイナスに帯電したホコリとフィルターがくっつく
ということが本体内でおこっているのです。
そのため強力な集塵が本体内でおこり
一般的なフィルター式空気清浄機よりも高い集塵率を誇っています。
空気清浄機の集じん方式 【フィルター方式】
世界に誇る日本の家電メーカーが製造する
空気清浄機のほとんどはこの「フィルター方式」を採用しています。
フィルター方式とは空気清浄機が吸い込んだ空気を
目の細かいフィルターでろ過するという方式です。
つまり性能の優劣は「フィルター」と「パワー」に集約されます。
そもそも空気清浄機はパワーが無いと話になりません。
お部屋の空気をキレイにできるのは空気清浄機にパワーがあり
空気を何度も、ろ過しているからです。
空気清浄機の付近にある空気を吸い込んでろ過するのは当然のことですが、
お部屋の隅々の空気まで吸い込めないと話になりません。
上記の通り、PM2.5に代表される重力にも影響されないよう極小な浮遊粒子は
人が動いただけでも舞い上がったまま10時間以上も落ちてきません。
そのためそれら浮遊粒子を吸い込んでろ過するためには
空気清浄機に備わっている空気を吸い込むチカラである「風量パワー」が必要というわけです。
さらにせっかく吸い込んだ汚い空気をろ過するためには
フィルターの性能が高く無いと意味がありません。
吸い込んだ汚れた空気はフィルターを通った後には
キレイになっていないと、それを人が吸い込むことになります。
最近ではHEPAフィルターといって
0.3μm(マイクロメートル)のほこりを99.97%集塵できるフィルターを利用していることが多いです。
シャープは基本的にHEPAフィルター使用です。
パナソニックは2013年12月末に電話にて問い合わせたところ
2013年発売商品から消費者のご要望に寄ってHEPAフィルター採用商品を増やした、とのことでした。
ただ1点問題があります。
パナソニック社が高性能なHEPAフィルターをあえて利用していなかった理由。
それは「目詰まり」です。
ホントウにHEPAフィルターは目詰りしやすいのか?
PM2.5対策としても非常に
有効な手段と思われるHEPAフィルターを搭載した空気清浄機。
目の細かさは0.3μm(マイクロメートル)という信じられない程の小ささです。
しかし、その信じられない程の目の細かさであるHEPAフィルターの性能が逆に仇となることがあります。
それがフィルターの目詰まりです。
目詰りをおこしたフィルターは汚れがたくさん詰まっているということ。
フィルターはダニやホコリ、PM2.5などを含んで不衛生な状態になっているだけではなく
目詰りを起こしているため、肝心な集塵能力自体が著しく低下していきます。
2013年以降、日本の空気清浄機製造メーカーのほとんどが
10年交換不要としているフィルターですが、1日に5本程度のタバコの汚れを吸ったらという仮定です。
実際は、タバコ5本ということもなく、
かなり早い段階で目詰りを起こすことになると思います。
(※10年で半分程度のフィルター性能低下になる計算)
そうなると、後々フィルター交換にかかる
費用なども購入時には考える必要がありますね。
パナソニック社では目詰まりを起こしづらいHEPAフィルターを採用しているそうですが、
それが従来に比べどのくらいの目詰まりを起こしづらい状態なのか?
それらについてはあくまでメーカーの自己申告ですから、検証が必要だと思います。
いずれにしても
■電気集塵方式■フィルター方式
空気清浄機の集塵方式については
この2つが基本となります。
ご参考になさってくださいね。
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