雨の日の水たまりを見ると
靴のまま、無性にビチャビチャ入りたくなるアラフォー管理人です。
よく考えてみると小学生のときから
あまり成長していない気がします(笑)
小学生の頃はバブル時代。
光化学スモッグ情報が発令されると
運動場で遊べなかったことを思いまします。
つまらなかった思い出ですが
いまではPM2.5や放射性物質などで
同じ目にあっている子どもたち。
なんとなくその気持がわかる気がします。
前回記事では、PM1.0、PM2.5対策で
マスクの重要性についてお話させていただきました。
おもにマスクは外出時の対策でした。
ってことで。
今回は「室内でのPM1.0、PM2.5対策」をお伝えしていきますね。
空気清浄機だけではPM1.0、PM2.5対策は不完全です!
今回はおもに「室内での対策」です。
このサイトでも何度もお伝えさせて頂いておりますが、
空気清浄機が空気清浄できる限界は
■0.1μmより大きな物質
です。
一酸化炭素などの有害物質や気体については
フィルター性能、および本体の性能の限界があること
また、業界内での一定の基準に
照らしあわせると0.1μm以下の測定が不可能であること。
これらを考慮すると
■0.1μm未満の物質については対応ができない
ですね。
もちろん0.1μm未満のPM1.0、PM2.5が
どの程度お部屋の中にあるのか?
それは地域や時期、各家庭により違います。
ですから一概に怖がる必要もありませんが
全く対策を考えないのも問題です。
その対策の一つが掃除機です。
空気清浄機をお手入れするときにも
一般的には掃除機を利用します。
しかし、そこで大きな問題があります。
まず掃除機のフィルターの問題です。
掃除機のフィルターは空気清浄機よりも性能が低い!
残念ながら掃除機のフィルターは
空気清浄機の性能よりも低いものがほとんどです。
フィルターの目の細かさは
そのまま空気清浄機の性能の差となります。
おなじくサイクロン掃除機などに
代表される日本で使われている掃除機のほとんどは
空気清浄機のフィルターよりも
大きな目のフィルターとなっていて全く意味がありません。
掃除機から出てくる排気される空気。
結局、空気清浄機とおなじ仕組みを通って排出されます。
つまり紙パック式は論外ですし、
サイクロン掃除機でも、最新型の掃除機でも
■フィルターを通過した空気が排出される
ということです。
カンタンに言えば
■窓をあけてレースのカーテンで排ガスを防ぐ
ようなものです。
意味が無いですよね(笑)
さらに残念ながら掃除機の弱点が。
それは今出てきた排気です。
掃除機からでてくる排気とはなにか?
それはフィルターを通過した部屋の空気です。
本体内でサイクロンならゴミだけが分離され
フィルターにも極小微細な塵や埃、PM2.5類がひっかかり濾過され排気されます。
では、フィルターに引っかからない
PM1.0、PM2.5などはどうなるでしょう?
カンの良い方なら既にお気づきですね。
排気され再度、部屋に撒き散らされます。
PM1.0、PM2.5、極小微細なホコリ、チリなどは
重力の影響を受けづらいです。
ですからモノを落とした時のように
すぐには部屋の床にまで落ちてきません。
数時間以上もかけてやっと床にまで達するものも多いです。
そう考えるとせっかく床に落ちた
それら有害物質を掃除機で
また部屋の空気に撒き散らして拡散する。
こんな事をしてしまっていることに
気づいてらっしゃらない方も多いことでしょう。
モッタイナイことですね。
ではどうやって対策をしたらいいのでしょうか?
掃除機は◯◯◯◯フィルターを使うのが正解!
世の中にはまだまだ知らない技術が眠っています。
そして以外と販売されていたりもします。
前回記事の防護、防塵マスクも同じです。
一般化されている商品も多くあるということです。
では掃除機はどうしたらいいのか?
管理人が考える答え。
それは、
■ULPAフィルターの掃除機を使う
ということです。
空気清浄機でよく利用されているフィルターは
HEPAフィルターというフィルターです。
このフィルターは0.3μmまでの物質を
しっかりと捕獲し除去してくれます。
広く一般化されていて汎用性、性能の高いフィルターです。
精密機械などを扱う工場、医療関連施設の空調などでも広く使われています。
しかし、そのHEPAフィルターの性能を
はるかに超えるフィルターが存在します。
それがULPAフィルターです。
ULPAフィルターの性能は
■HEPAフィルターの性能の2倍
です。
つまり
■ULPAフィルターはHEPAフィルターの半分の目の細かさ
があります。
0.15μmまでの物質を捕獲、除去してくれるのです。
もちろん全ての有害物質を除去してくれるわけではありませんが、
そもそもほとんど、ろ過性能のない掃除機に
空気清浄機以上のフィルター性能が付加されるということが
大きなPM1.0、PM2.5対策になります。
こちらもメーカー各社から
ULPAフィルターを採用している掃除機が発売されています。
新しいものにすぐに買い換える必要は
無いかもしれませんが、
そろそろ新しいものを・・とお考えであって、
さらにPM2.5などの対策がないか?
と思ってらっしゃるのであれば
一度ご検討いただくのもいいですね。
HEPAフィルターとULPAフィルターの弱点?
高性能なフィルターであればあるほど
つまり目が細ければ細かいフィルターであるほど弱点があります。
それは
■目詰り
です。
フィルターはその目の細かさで、
眼に見えないほどの大きさのゴミや物質をろ過してくれます。
言うなれば、海の中の魚を大きな網で
とる漁みたいなものです。
取れれば取れるほど目が詰まっていきます。
そして最後には空気も通らないほど目が詰まっていきます。
そうなれば交換しなくてはいけません。
新しいものを用意して交換です。
性能が高いのでどんどん微細な物質を
とり続けてくれますので交換時期は早いと言っていいでしょう。
これは空気清浄機についても同じです。
HEPAフィルターもかなり性能の高いフィルターですから
メーカー各社がいうような
■フィルター交換10年不要というのはありえない
と管理人は考えています。
※実際、10年よりも早くなる可能性を
メーカー各社はカタログ、HP上では伝えている。
少しでも掃除機、空気清浄機のフィルター性能を長持ちさせたい方は
■カンタンでいいので濡れ雑巾で拭き掃除をしましょう
そうすればPM2.5などの極小微細な物質も
あらかた掃除することが出来ますし、
掃除機で掃除した時に排気で舞い上げられるPM2.5なども減ります。
結果、自分でそれらを吸い込む量も減ることとなります。
手間は少々かかりますが、
アレルギーなど喘息をお持ちの方の対策にもなります。
フィルター寿命が短くなるか、あるいは
まめな掃除でフィルター寿命をのばすか?はひと手間かけるかどうかです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんのお役に立てれば幸いです。
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